千代田区・新御茶ノ水駅から徒歩わずか1分。オフィス街の一角にある町中華「萬龍（まんりゅう）」は、昼時になるとサラリーマンや常連客でにぎわう人気店です。昭和の香りを残した店内には、炒め物の香ばしい匂いが立ち込め、思わず食欲をそそられます。以前、テレビ番組「水曜ラヴィット！」の“チャーハン大捜査線”で紹介された「焼豚炒飯」はすでに有名ですが、実はもう一つ“知る人ぞ知る名物”があるんです。

それが「肉玉炒飯」。その名の通り、チャーハンの上にふんわり焼かれた玉子と甘辛く炒めた豚肉、そして名物の焼売まで添えられた、まさに“贅沢三重奏”の一皿です。ボリュームも満点で、一度食べたら忘れられない味わいとの評判も納得ですね。

作り方にもお店ならではのこだわりがあります。まずはフライパンにネギ油をひき、溶き卵を流し入れて軽く炒めます。ここでのポイントは、卵にしっかり空気を含ませるように混ぜること。ふんわりと仕上げるための大事な工程です。

次に白米・ネギ・なるとを加え、手早く炒めていきます。少し火が通ったところで、オイスターソースとこしょうを投入。これが味の決め手です。オイスターソースの深みと香ばしい風味が、ご飯全体にしっかりと絡み、濃厚でコクのある味わいを生み出します。強火で一気に炒め上げることで、ご飯がパラパラとほぐれ、香り高いチャーハンに仕上がるのです。

炒め終わったチャーハンをお皿に盛りつけたら、次はトッピングの準備。別のフライパンで卵を焼き、程よく火が通ったところでチャーハンの上にふんわりとのせます。さらに、甘辛く炒めた豚バラ肉を上から贅沢にトッピング。この豚肉には程よい脂身があり、濃いめの味つけがチャーハンと玉子のまろやかさを引き立てています。濃淡のバランスが絶妙なんです。

そして最後の仕上げとして、お店自慢の焼売を添えて完成。蒸したての焼売は肉の旨味がぎゅっと詰まっており、箸休めとしてもメインとしても楽しめる存在感。まさに“美味しいものしかのっていない”という表現がぴったりの一品です。

見た目も華やかで、チャーハンの黄金色、玉子のやわらかな黄色、豚肉の照り、そして焼売のふっくらとした姿が食欲を刺激します。ボリュームはしっかりありますが、不思議と最後まで飽きがこないのが萬龍の魅力。味付けの妙と火加減の絶妙さに、職人の技を感じますね。

「萬龍」は、ただの町中華にとどまらない、“一皿に心がこもった店”。肉玉炒飯はその象徴とも言える存在です。チャーハン好きはもちろん、ガッツリ食べたい人にもおすすめの一品。お昼時の行列に並んででも味わう価値のある、至福のチャーハンです。





　

今回は萬龍を紹介しました。

旅行やお出かけにピッタリですし、 一生の思い出に残る名スポットですので是非訪れてみてください。



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