十和田湖遊覧船

十和田湖遊覧船は、湖面をすべるように進みながら四季ごとに表情を変える山々や深い水の色を間近で味わえる魅力があります。遊歩道から見る景色も素敵ですが、水上から眺める雄大さはひと味違いますね。十和田湖が自然の作り出した巨大なカルデラ湖であり、日本でも屈指の深さを誇る場所だという事実が、そのスケールをより際立たせています。

湖は青森県と秋田県の県境に広がり、地域をまたいで楽しめる観光スポットとしても親しまれています。湖上に出ると、静けさの中に包まれ、どこか時間の流れまでゆっくりになるような感覚になりますよ。壮大な自然に身をゆだねるひとときは、訪れた人の心に特別な印象を残します。十和田湖の奥深さと美しさを、より立体的に体験したい方にはぴったりの遊覧船です。



　

十和田市現代美術館

十和田市は街のあちこちにアートが点在しており、散策しながら気軽に作品と出会える文化の香るまちです。中でも「十和田市現代美術館」は、この街全体をひとつの美術館に見立てる「Arts Towada」プロジェクトの中心的な施設として知られています。訪れる人は、建物のあちこちに仕掛けられたアートを目にしながら歩くことで、まるで作品の中を歩いているかのような独特の体験を味わえます。

館内には、見る角度や場所によって表情を変える展示が多く、訪れるたびに新しい発見があるのが魅力です。アートに囲まれた空間で過ごす時間は、日常から少し離れた特別なひとときを提供してくれますね。展示だけでなく、建築自体もアートの一部として設計されており、光や空間の使い方など細部にまで工夫が凝らされています。

そのため、単なる美術館の訪問にとどまらず、アートを五感で体感できる貴重な場所として、多くの人に親しまれています。街歩きと組み合わせれば、十和田市全体を舞台にしたアート体験が完成するのも魅力のひとつです。芸術を身近に感じながら楽しめる、新しい形の文化施設ですね。



　

十和田プリンスホテル

十和田プリンスホテルは、十和田湖畔に静かに佇むクラシカルな雰囲気のリゾートホテルです。湖を望む客室からは、季節ごとに表情を変える自然の景色をゆったりと楽しめます。特に秋の紅葉と夜空に浮かぶ月が一度に見られる瞬間は、まるで絵画のような美しさですね。

館内は落ち着いた内装でまとめられており、ゆったりと過ごせる空間が広がっています。宿泊者は、窓越しに広がる湖と山々の風景を眺めながら、日常を忘れてリラックスできる時間を満喫できます。朝の静かな湖面や夕暮れの柔らかな光も、心を落ち着けてくれる魅力です。

夕食には、地元の新鮮な食材をふんだんに使ったフレンチのコースが用意され、訪れる人々に人気があります。旬の食材を生かした料理は、見た目も華やかで味わい深く、食事の時間そのものが特別な体験になります。素材の持ち味を引き出す丁寧な調理は、何度訪れても新鮮な驚きを感じられるでしょう。

湖畔のロケーションとクラシカルな空間、そして地元食材を活かした料理の三拍子が揃った十和田プリンスホテルは、特別な滞在を求める人にぴったりの宿です。



　

北洋硝子「津軽びいどろ」

北洋硝子は、創業から70年以上にわたり青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」を手掛ける老舗ガラス工房です。長年培った技術と経験により、一つひとつ丁寧に作られる製品は、どれも独特の存在感を放っています。伝統を守りつつも現代の暮らしに馴染むデザインが魅力ですね。

「津軽びいどろ」の最大の特徴は、その色彩の豊かさにあります。100色以上のカラーバリエーションがあり、光を通すと幻想的に輝く様子は、見ているだけでも心が弾む美しさです。手に取ったときの軽やかさや温かみも、ガラス製品ならではの魅力ですね。

見た目のかわいらしさや繊細な色合いから、日常の食卓を彩る食器としても人気です。プレゼントとしても喜ばれることが多く、贈る相手の顔を思い浮かべながら選ぶ楽しみもあります。ガラスの透明感と色彩が織りなす美しさは、使うたびに新鮮な驚きと感動を届けてくれます。

伝統と遊び心を兼ね備えた北洋硝子の「津軽びいどろ」は、青森の文化を感じながら日常を華やかに彩る、特別なガラス食器です。



　

手打そば 因

手打そば 因（かくだい）は、地元で多くの人に愛される手打ちそばの名店です。店主が季節ごとにその時期一番美味しいそば粉を選び、丁寧に打つ十割そばが評判ですね。打ちたてならではの香り高さと、そば本来の風味がしっかりと感じられるのが魅力です。

この日は北海道・美瑛産のそば粉を使用した十割そばが提供されていました。そば粉の粒子の細かさと程よいコシ、そしてのどごしの良さが際立っていて、一口すすれば香ばしさと豊かな味わいが口いっぱいに広がります。地元の人だけでなく、遠方から訪れるそば好きも納得の美味しさですね。

シンプルながらも素材と技術にこだわった一杯は、つゆとの相性も抜群です。濃すぎず、そばの味を引き立てる上品なつゆが、そばの風味をより一層引き立てています。手打そばならではの食感と香りを楽しみながら、季節ごとのそば粉の違いも感じられるのが嬉しいところです。

因（かくだい）のそばは、素材の良さを最大限に引き出した職人技が光る一皿。地元に根付いた人気の理由が、一口で納得できる逸品です。



　

まるかいらーめん

まるかいらーめんは、1956年の創業以来、津軽ラーメンの源流として親しまれる老舗ラーメン店です。開店と同時に地元客で席が埋まるほどの人気ぶりで、いつ訪れても活気にあふれていますね。

店の自慢は、20種類以上の煮干しを絶妙にブレンドしたスープです。深い旨味と香りが重なり合い、一口すすると煮干しの風味がじんわりと広がります。このスープに合わせるのは、自家製の中太麺。もちもちとした食感と程よいコシが、スープとの相性を完璧に引き立てます。

創業当時から変わらぬ味の醤油らーめんは、シンプルながらも飽きの来ない味わいが魅力です。スープの旨味、麺の食感、そして昔ながらの醤油の風味が絶妙に絡み合い、一度食べるとまた訪れたくなる味ですね。地域に根差した老舗らしい温かみも感じられます。

津軽のラーメン文化を支え続けるまるかいらーめんは、懐かしさと本格的な味わいを同時に楽しめる名店です。どの世代でも満足できる一杯として、今も多くの人に愛され続けています。