中華料理 博雅

浅草駅から歩いてわずか5分、歴史ある中華料理店「博雅（はくが）」は創業から90年以上を誇る老舗です。

博雅のチャーハンは、チャーシュー、ナルト、ネギ、卵といった具材が大ぶりでゴロゴロと入っているのが特徴で、ひと口ごとに存在感をしっかり感じられるのです。ラードを使って炒めることで、旨味と甘みがしっかりとご飯に染み渡り、どこか懐かしくもリッチな味わいになりますね。しっとりとした口当たりと、ほどけるようなパラッとした食感のバランスが絶妙で、食べるたびに満足感が広がります。

美味しさの秘密は、炒め方の絶妙な技術にあります。鍋の温度を高めに保ち、卵を加えた瞬間に固まる前のタイミングでご飯を投入。これにより、米一粒一粒が油と卵の旨味を吸い込み、ふんわりと仕上がるのです。チャーシューやナルトは大きめにカットし、食感のアクセントを意識。しょうゆを多めに加えることで香ばしさが増し、強火で一気に炒めることで、パラリとしっとりが同居する王道のチャーハンが完成します。

作り手のこだわりが見えるのは、単に材料を揃えるだけではありません。火加減、具材の大きさ、入れるタイミング、調味料の量、全てが計算されているのが博雅のチャーハンです。ひと口食べれば、90年の歴史と職人の技が織り込まれた味に納得できます。まさに浅草を訪れたら外せない一品ですね。

もし浅草で本格的な昔ながらの中華を味わいたいなら、博雅のチャーハンは絶対に試す価値ありです。味わい深く、具材の存在感も楽しめるチャーハンは、どこか懐かしくも、やみつきになる美味しさです。



　

中華料理 兆徳

本駒込駅から徒歩わずか2分、中華料理「兆徳（ちょうとく）」は、シンプルながらも完成度の高いチャーハンで知られる名店です。

兆徳の玉子チャーハンは、具材が卵とネギだけという潔さ。味付けも塩のみで、余計なものを一切加えないからこそ、卵の鮮やかな黄色と白のコントラストが際立つ、まさに黄金色に輝くチャーハンに仕上がっています。噛むたびにご飯の甘みと旨みが口いっぱいに広がり、シンプルだからこそ素材の美味しさが引き立つのが魅力です。

美味しさの秘訣は、使用する油と炒め方にあります。兆徳では白絞油を使っています。白絞油は菜種や大豆などから精製された油で、特に菜種由来のものは淡白であっさりとした風味が特徴。これにより、チャーハン全体が軽やかで飽きのこない味わいになります。

さらに、シンプルなチャーハンだからこそ、炒め方の工夫が重要です。まず鍋に卵をそのまま入れて目玉焼き状にし、お玉で軽く黄身を崩してからご飯を加えます。半熟の卵とご飯が混ざり合うことで、一体感のあるしっとりとした食感が生まれ、ひと口ごとに満足感を味わえますね。強火で手早く炒めることで、ご飯の一粒一粒に油と卵の旨みがしっかり絡み、絶妙なパラっと感も楽しめるのです。

シンプルな材料で作られる兆徳のチャーハンですが、その美味しさは計算された技と素材選びに裏打ちされています。卵とネギだけでも、こうして丁寧に調理されることで、黄金色に輝く至福の味わいになるのです。もし本駒込でチャーハン好きなら、このシンプルながらも完成度の高い一皿はぜひ体験してほしいですね。



　

中華料理 雁川

秋葉原駅から徒歩6分の場所にある中華料理「雁川（がんせん）」は、ガッツリ食べたいときにぴったりの個性派チャーハンが味わえる名店です。

雁川で人気ナンバーワンの牛すじチャーハンは、卵チャーハンの上にとろとろの牛すじ餡と温泉卵がのったボリューム満点の一品。しっとり感のあるパラパラチャーハンに、味の濃い牛すじ餡を絡めると、一口ごとに味わいの変化を楽しめます。そして最後に温泉卵を混ぜると、まろやかさが加わり「暴力的なおいしさ」と称されるほどの満足感が得られるのです。

チャーハン作りのポイントは、白絞油と卵2個を使うところにあります。溶き卵を鍋に入れたら完全に火を通さず、半熟状態でご飯を投入することで、米粒一つひとつが卵でコーティングされ、理想的なパラパラ食感に仕上がります。味付けは塩とコショウなどシンプルに抑え、卵とネギだけの具材をサッと炒めることで、餡の風味を引き立てるバランスにしているのですね。

特製の牛すじ餡には、国産黒毛和牛のすじ肉を使用。甘口醤油やニンニクを加えて3時間以上じっくり煮込むことで、濃厚な旨みと香ばしい香りが引き出されています。この餡がチャーハンと混ざることで、深いコクと満足感が口いっぱいに広がります。

ただの卵チャーハンに見えて、牛すじ餡や温泉卵を加えることで味わいの幅が広がる雁川のチャーハンは、ガッツリ食べたい人にとってはまさに至福の一皿です。ボリュームと味の変化を楽しみながら、何度でも食べたくなる名物ですね。