ホルモン焼き 大力

亀有駅から歩いて4分ほどの場所に佇む「ホルモン焼き 大力（だいりき）」は、地元で長く愛されてきた焼肉店です。創業から23年、店の中心に構えるコの字カウンターには、夕方になると常連さんや仕事帰りの人たちが次々と集まり、あっという間に満席になるほどの人気ぶりですね。気取らず楽しめる雰囲気が魅力で、初めて訪れる人でも自然と馴染める温かさがあります。

大力の特徴は、韓国風の甘辛さと関西風の香ばしさをバランスよく融合させた独自のホルモン焼きにあります。脂の旨みを引き立てるタレ、炭火の香り、ほどよい食感。この三つが重なり合って、思わず箸が止まらなくなる味わいが生まれています。スタイルはシンプルながら、何度も足を運びたくなる奥深さがあるのです。

人気メニューのひとつ「ハラミ」は、柔らかさと肉汁のコクが際立ち、噛むごとに旨みが広がる逸品です。「ピートロ」は脂がすっきりしていて、焼き上がりのサクッとした歯ざわりが心地よいですね。看板の「ホルモン」は鮮度の良さが一口で分かるほどで、特製タレとの相性も抜群。どの部位も丁寧に下処理されており、食べやすさと濃厚な味わいを両立しています。

さらに「大力チゲ」も外せません。ほどよい辛さの中にコクと深みがあり、焼肉の合間に食べると不思議と食欲がまた湧いてくる一杯です。具材の旨みがスープにしっかり染み込み、体がほっと温まる味わいですね。

下町らしい気さくな空気と、独自の味づくりを守り続ける姿勢。その両方が「ホルモン焼き 大力」を特別な店にしています。焼肉好きなら一度は訪れたい名店です。



　

亀有メンチ

亀有駅から歩いて3分ほどの場所にある「亀有メンチ」は、地域に根ざした肉料理店として知られています。店頭に近づくと、揚げたての香ばしい匂いがふわっと広がり、思わず足を止めたくなる魅力がありますね。ショーケースには定番から個性派まで12種類ものメンチカツが並び、選ぶ瞬間からワクワクを感じられるお店です。

特に注目されているのが「紅生姜メンチカツ」。細かく刻まれた紅生姜が肉だねに散りばめられており、噛んだ瞬間にふわっと広がる爽やかな辛みがクセになる一品です。さっぱりとした後味で、揚げ物なのに重さを感じにくいのが魅力ですね。

「チーズメンチカツ」も根強い人気を誇ります。とろりと溶け出すチーズが肉の旨みと重なり、口いっぱいに広がる豊かなコクがたまりません。濃厚でありながらしつこさを感じないバランスの良さが特徴です。

刺激が欲しい方には「ラー油メンチカツ」がおすすめです。外側のサクサク食感の後に、ラー油の香ばしい辛さがじんわりと追いかけてくるのが楽しいですね。辛みの中に旨みがしっかりと宿り、ご飯にもお酒にもよく合う味わい。

「バジルメンチカツ」は、ハーブの香りがふんわり漂う個性的なメニューです。ひと口食べると、肉のジューシーさとバジルの爽やかさが同時に広がり、まるで洋風料理のような新鮮さがあります。揚げ物でありながら軽やかな印象を残す一品ですね。

どのメンチカツもこだわりが詰まっており、手にした瞬間から温もりや丁寧さが伝わってくるようです。亀有を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい専門店。揚げたてのサクサク感と、豊富なラインナップが楽しめる魅力に溢れています。



　

葛飾 伊勢屋 亀有本店

葛飾・亀有にある「葛飾 伊勢屋 亀有本店」は、地元の人だけでなく漫画ファンにも親しまれている老舗の和菓子店です。「こち亀」の作者である秋元先生も通うお店として知られており、作中に何度も登場していることから、作品ゆかりの地として訪れる人も多いですね。店構えはどこか懐かしさがあり、昔から変わらない温かい雰囲気を漂わせています。

名物の焼きだんごは、なんと1日に1000本も売れるほどの人気ぶり。香ばしく焼き上げた団子にタレがしっかり絡み、一口かじると素朴な甘さともちっとした食感が広がります。香りに誘われて立ち寄るお客さんも多く、行列ができることもしばしばです。和菓子屋の枠を超えた存在感を放つ逸品ですね。

さらに店内に併設されたお食事処も、多くの常連さんに愛されています。昔ながらのソース焼きそばや、どこか家庭的なカレーライス、そしてボリューム満点の焼肉丼など、どこか“昭和”の面影を残すメニューが勢揃い。気取らない味わいで、心とお腹の両方を満たしてくれるのです。

価格も下町らしく良心的で、近所の学生やお年寄りにも喜ばれています。長い年月をかけて、こうした料理が地域の人々の暮らしの一部として根付いてきたことが伝わってきますね。お腹を満たしながら、ほっと落ち着ける場所。そんな魅力を持つ食堂です。

和菓子の甘みと、食事処の素朴な味わい。どちらも長く地域に寄り添ってきた歴史が感じられ、「葛飾 伊勢屋 亀有本店」が愛され続ける理由がよく分かります。亀有を訪れたら、一度は足を運びたい名店です。



　

もつ焼き 江戸っ子

亀有駅から歩いて3分ほどの場所にある「もつ焼き 江戸っ子」は、創業60年を迎える居酒屋の名店です。昭和の面影を残す佇まいは、初めて訪れる人にもどこか懐かしさを感じさせ、暖簾をくぐると下町らしい活気と香ばしい煙が迎えてくれますね。長年地元の人々に愛され続けてきた理由が、店内の雰囲気からも伝わってきます。

この店の看板といえば、創業から継ぎ足してきた秘伝ダレで焼き上げるもつ焼きです。甘辛く奥行きのある味わいがもつの旨みをしっかり引き立て、噛むごとに濃厚なタレがじんわりと染み込んだ美味しさが広がります。炭火で焼かれた香りがふわりと漂い、気づけば串がどんどん進んでしまう魅惑の味ですね。

なかでも人気なのが「みつくろい タレ」。その日のおすすめ部位を盛り合わせた一皿で、色々な食感と味を一度に楽しめるのが嬉しいところです。コリッとした歯ごたえのものから、ふわっと柔らかい部位まで、タレがしっかり絡むことでそれぞれの個性がぐっと引き立ちます。まさに、江戸っ子の真髄を味わえる一品といえるでしょう。

お酒との相性も抜群で、常連さんたちは串を片手に気さくな会話を楽しんでいます。気取らない雰囲気と飽きのこない味付けが、長く愛される店の証なのです。どこか温かく、どこか優しい。そんな昔ながらの酒場の風情が、この店の魅力をさらに深めていますね。

「もつ焼き 江戸っ子」は、亀有に来たら一度は寄っておきたい老舗。秘伝ダレの深い味わいに触れれば、きっとまたふらりと立ち寄りたくなるはずです。