なかぶ庵

なかぶ庵は、小豆島の自然豊かな地で、伝統と革新を融合させた「手延べそうめん」を手がけるそば屋です。島の気候や水を活かしながら、丁寧に延ばされた麺は、これまでのそうめんのイメージを一新するほどの仕上がり。職人の技と工夫が詰まった一本一本に、確かな存在感があります。

特徴はなんといっても、口にした瞬間の弾力です。プリプリとした歯ごたえと、モチモチとした食感のバランスが絶妙で、一度食べると忘れられない味わい。のど越しも驚くほどなめらかで、思わず箸が止まらなくなるほどです。食べごたえがありながらも軽やかな後味で、どの季節にもぴったりですね。

なかぶ庵のそうめんは、まさに「新感覚の手延べ麺」と呼ぶにふさわしい逸品。昔ながらの手延べ製法を守りながらも、時代に合わせた工夫を取り入れています。小豆島を訪れたなら、一度は味わってほしい名店です。食の喜びを再発見できる場所といえるでしょう。



　

ヤマロク醤油

ヤマロク醤油は、小豆島にある老舗の醤油醸造所です。島の穏やかな気候と、ほどよく乾いた風が、発酵に必要な微生物たちにとって理想的な環境をつくり出しています。小豆島特有の自然の恵みと、代々受け継がれてきた職人の技が融合し、深みのある味わいの醤油が生まれるのです。

木桶の中では、酵母菌や乳酸菌がゆっくりと息づきながら、時間をかけて発酵が進みます。その工程を見守るように熟成させたヤマロク醤油は、まろやかで奥行きのある香りが特徴。味の余韻が長く続き、料理を引き立てる名脇役として全国にファンが多いのも納得です。

そんなヤマロク醤油の人気商品が「アイスクリーム鶴醤かけ」です。バニラの甘さに、熟成醤油「鶴醤（つるびしお）」の深いコクと香ばしさが重なり、意外にも絶妙なハーモニーを奏でます。ひと口ごとに甘じょっぱさが広がり、クセになる味わいですね。まさに伝統と遊び心が共存した小豆島ならではの逸品です。



　

寒霞渓

寒霞渓（かんかけい）は、小豆島のほぼ中央に位置する壮大な渓谷で、日本三大渓谷美のひとつとして知られています。瀬戸内海国立公園の中でも特に人気が高く、訪れる人々を圧倒するほどの自然美を誇ります。約200万年という気の遠くなるような年月をかけて、火山活動と風雨の浸食が織りなした景観は、まさに大自然の芸術です。

季節ごとに姿を変えるのも寒霞渓の魅力。春は新緑がきらめき、夏には深い緑が渓谷を包み、秋になると山全体が紅葉で染まります。冬の静けさもまた格別で、どの季節に訪れても心を奪われますね。

特に人気なのが、山頂と麓を結ぶロープウェイ。眼下には瀬戸内海の青と岩肌のコントラストが広がり、まるで空を散歩しているような気分が味わえます。乗車時間は短いものの、その絶景は一生の思い出に残るほど。自然が織りなす壮麗な風景を、全身で感じられる貴重な場所です。



　

道の駅小豆島オリーブ公園

道の駅小豆島オリーブ公園は、瀬戸内海を望む小高い丘に広がる癒しの公園です。約2,000本ものオリーブの木々に囲まれた敷地は、まるで地中海の風景を思わせるような美しさ。青い海と緑のオリーブ畑、そして白い建物のコントラストが印象的で、訪れる人々を穏やかな気持ちにしてくれます。

この公園の象徴ともいえるのが、白い「ギリシャ風車」です。丘の上に立つ姿はフォトスポットとして人気で、映画やドラマのロケ地にも選ばれるほどの絶景。風を感じながら眺める景色は、まさに小豆島らしい開放感に満ちていますね。

また、「オリーブ記念館」では、小豆島とオリーブの長い歴史を知ることができます。オリーブオイルの試飲や、オリーブを使った商品も多数揃い、自然と文化が融合した魅力的な場所です。ゆったりと散歩しながら、美しい風景と香りを楽しむ??そんな時間が過ごせる道の駅です。